自分の車に個性やオリジナリティを出したいと感じる人も少なくないでしょう。

車が好きな人ほど、愛車を自分の理想や好みに近づけるために、「ドレスアップ」を行う人が多いです。

しかし、一言でドレスアップといっても、カスタムするパーツはたくさんあります。

また、車のどの部分もドレスアップが行えるわけではありません。

改造できない部分や不正改造に該当する部分もあるため、ある程度知識がないと難しいです。

「車のドレスアップをしたい」と思ったら、まずはドレスアップの基本や注意点を知っておきましょう。

今回は、ドレスアップの種類のほか、自分でも簡単に行えるドレスアップの方法をご紹介いたします。

最後には、ドレスアップのメリット・デメリットについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

車のドレスアップの種類

ドレスアップの種類

  • サーキット(スポーツ)仕様
  • ドリフト仕様
  • USDM
  • VIP
  • スタンス系

ドレスアップの種類①サーキット(スポーツ)仕様

サーキット(スポーツ)仕様は、運動性能を上げるために日本車をカスタムすることを言います。

いわゆる「走り屋」の人たちから好まれるドレスアップで、見た目はもちろんエンジンなど走行に関する部分の性能を引き出すためのカスタムを行います。

車種で言うと、GTRRX86BRZ、ロードスター、スイフトスポーツ、S2000系、WRXなどが多いです。

〈おもなカスタムの例〉
  • ハンドルの交換
  • 廃棄効率の良いマフラーへの交換
  • メーター、パケットシートの追加・導入
  • カーボン製のボンネットへの交換
  • 強化ブレーキへの交換
  • スポーツマフラーの取り付け など

ドレスアップの種類②ドリフト仕様

ドリフト仕様は、サーキット(スポーツ)仕様と同様、運動性能のUPを目的としてカスタムを行います。

大きく違うのは、サーキット(スポーツ)仕様よりも見た目が派手という点です。

エンジンやブレーキといった走行機能に関する部分のほか、派手なステッカーやカラーリングを行うなど、外装にもさまざまな改造を行います。

車種で言うと、シルビア、スカイライン、チェイサー、BRZなどが多いです。

〈おもなカスタムの例〉
  • 派手なエアロパーツ、スポーツマフラーの取り付け
  • 派手なステッカー、カラーリング
  • ネオン灯やLEDの設置
  • スピーカー・ウーハーの設置
  • スプリットボンネットやガルウィングへのカスタム など
車のドレスアップでドリフト仕様

ドレスアップの種類③USDM

USDMは、車を北米仕様にドレスアップすることを言います。

車種でいうと、シビックや180sxが多く、派手なカラーや、メッシュホイール、サイドマーカーを取り付けるなど、USDMならではの特徴があります。

〈おもなカスタムの例〉
  • 北米仕様バンパーの取り付け
  • ノーズブラの取り付け
  • 派手なカラーへの塗り替え
  • US仕様のナンバーフレーム

ドレスアップの種類④VIP

VIP系は、高級車をカスタムすることを言います。

最近では、国産の高級車を自分仕様に改造する傾向があり、より外装・内装をゴージャスにすることが特徴です。

車種で言うと、セルシオ、クラウン、マジェスタ、シーマのなどの高級セダン車のほか、最近ではヴェルファイア、オデッセイといったワゴン車なども見られます。

VIP系の傾向として、カラーは黒か白、車高が低くすることが多いです。

〈おもなカスタムの例〉
  • クロームメッキパーツの取り付け
  • 派手なエアロパーツの取り付け
  • レザーシートなど、内装も高級感を出す
  • 出口の大きいマフラーの取り付け
  • 窓に濃いスモークを貼り付ける
  • ナンバープレートは字公式のものを取り付け
  • ナンバーを好みのものに変更 など
車のドレスアップでのVIPカー

ドレスアップの種類⑤スタンス系

スタンスは、量産車をヨーロッパ仕様に近づけてカスタムすることを言います。

最近は、車高を落とし、足回りをかっこよくする改造が中心で、カスタム内容も人によって異なります。

〈おもなカスタムの例〉
  • 車高を下げる
  • 純正ボディからワイドボディへカスタムする
  • 好きなカラーに塗装する など

あらかじめカスタムされた車もある

ドレスアップと聞くと、量産車を自分で好きなようにカスタムを施すという形をイメージする方が多いかと思います。

これらを「カスタムカー」と呼びますが、自分でドレスアップするほかに、カスタムされた状態で販売されている車種もあるのです。

「カスタム」グレードになることから、価格も上がる

例えば、ダイハツで販売している「タント」には、カスタムされた「タントカスタム」という車種が販売されています。

タントとタントカスタムとでは、外装の違いはもちろん、選べるカラーやエンジンもまったく別です。

カスタム量産車の場合、グレードが「カスタム」になることから、もちろん車そのものの料金も高くなります。

自分で車のドレスアップをするには

自分で簡単にドレスアップをするには

外装のドレスアップを行うには、車の知識や技術が必要です。

しかし、内装であれば初心者でも費用をかけず簡単に行えるものがたくさんあります。

初心者向けの内装ドレスアップを以下にまとめました。

自作のドレスアップ①LEDの取り付け

足元などにLEDを取り付けるだけで、内装にゴージャス感が生まれます。

LEDはネットショップやカーショップでも手頃な値段で購入できますし、取り付けもシガーソケットに差し込んで固定するだけなので簡単です。

自作のドレスアップ②ペダルカバーの取り付け

ペダルカバーも、取り付けるだけなのでとても簡単です。

形はもちろん、シルバーや青などカラーも幅広いため、オリジナリティを出しやすいカスタムです。

自作のドレスアップ③シートカバーの取り付け

シートカバーを変えるだけで、個性や高級感が簡単に出せます。

わざわざレザーシートに変えなくても、レザーのシートカバーならコストも抑えられますし、自分で簡単に取り付けが可能です。

シートカバーを選ぶ際は、形状をよく確認してから購入しましょう。

ドレスアップの注意点

タントカスタムのように、もともと改造された状態のものを購入する場合は心配ありません。

しかし、自分で好きなようにドレスアップを行う場合、不正改造にならないよう注意する必要しなければなりません。

ドレスアップで注意すべき3つのポイント

ドレスアップを行うときは、不正改造に該当しないよう以下3つのポイントに気を付けましょう。

  1. 歩行者に危険がないか(タイヤのはみだし、エアロパーツの形など)
  2. 環境に悪影響がないか(マフラーの切断など)
  3. 交通規則に問題がないか(ガラス・灯りの色など)

不正改造は処罰の対象になりますし、事故につながるリスクもあるため、非常に危険です。

あくまでも安全に走行することが第一ですので、十分に注意してドレスアップを行いましょう。

まとめ

愛車のドレスアップにはさまざまな種類、方法がありますが、どれか一つ行うだけで、車の雰囲気と印象がかなり変わります。

くれぐれも不正改造には注意して、自分好みの愛車になるようドレスアップを楽しみましょう。

車のドレスアップとカスタム

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