自分の車に個性やオリジナリティを出したいと感じる人も少なくないでしょう。
車が好きな人ほど、愛車を自分の理想や好みに近づけるために、「ドレスアップ」を行う人が多いです。
しかし、一言でドレスアップといっても、カスタムするパーツはたくさんあります。
また、車のどの部分もドレスアップが行えるわけではありません。
改造できない部分や不正改造に該当する部分もあるため、ある程度知識がないと難しいです。
「車のドレスアップをしたい」と思ったら、まずはドレスアップの基本や注意点を知っておきましょう。
今回は、ドレスアップの種類のほか、自分でも簡単に行えるドレスアップの方法をご紹介いたします。
最後には、ドレスアップのメリット・デメリットについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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サーキット(スポーツ)仕様は、運動性能を上げるために日本車をカスタムすることを言います。
いわゆる「走り屋」の人たちから好まれるドレスアップで、見た目はもちろんエンジンなど走行に関する部分の性能を引き出すためのカスタムを行います。
車種で言うと、GTR、RX86・BRZ、ロードスター、スイフトスポーツ、S2000系、WRXなどが多いです。
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ドリフト仕様は、サーキット(スポーツ)仕様と同様、運動性能のUPを目的としてカスタムを行います。
大きく違うのは、サーキット(スポーツ)仕様よりも見た目が派手という点です。
エンジンやブレーキといった走行機能に関する部分のほか、派手なステッカーやカラーリングを行うなど、外装にもさまざまな改造を行います。
車種で言うと、シルビア、スカイライン、チェイサー、BRZなどが多いです。
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USDMは、車を北米仕様にドレスアップすることを言います。
車種でいうと、シビックや180sxが多く、派手なカラーや、メッシュホイール、サイドマーカーを取り付けるなど、USDMならではの特徴があります。
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VIP系は、高級車をカスタムすることを言います。
最近では、国産の高級車を自分仕様に改造する傾向があり、より外装・内装をゴージャスにすることが特徴です。
車種で言うと、セルシオ、クラウン、マジェスタ、シーマのなどの高級セダン車のほか、最近ではヴェルファイア、オデッセイといったワゴン車なども見られます。
VIP系の傾向として、カラーは黒か白、車高が低くすることが多いです。
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スタンスは、量産車をヨーロッパ仕様に近づけてカスタムすることを言います。
最近は、車高を落とし、足回りをかっこよくする改造が中心で、カスタム内容も人によって異なります。
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ドレスアップと聞くと、量産車を自分で好きなようにカスタムを施すという形をイメージする方が多いかと思います。
これらを「カスタムカー」と呼びますが、自分でドレスアップするほかに、カスタムされた状態で販売されている車種もあるのです。
例えば、ダイハツで販売している「タント」には、カスタムされた「タントカスタム」という車種が販売されています。
タントとタントカスタムとでは、外装の違いはもちろん、選べるカラーやエンジンもまったく別です。
カスタム量産車の場合、グレードが「カスタム」になることから、もちろん車そのものの料金も高くなります。
外装のドレスアップを行うには、車の知識や技術が必要です。
しかし、内装であれば初心者でも費用をかけず簡単に行えるものがたくさんあります。
初心者向けの内装ドレスアップを以下にまとめました。
足元などにLEDを取り付けるだけで、内装にゴージャス感が生まれます。
LEDはネットショップやカーショップでも手頃な値段で購入できますし、取り付けもシガーソケットに差し込んで固定するだけなので簡単です。
ペダルカバーも、取り付けるだけなのでとても簡単です。
形はもちろん、シルバーや青などカラーも幅広いため、オリジナリティを出しやすいカスタムです。
シートカバーを変えるだけで、個性や高級感が簡単に出せます。
わざわざレザーシートに変えなくても、レザーのシートカバーならコストも抑えられますし、自分で簡単に取り付けが可能です。
シートカバーを選ぶ際は、形状をよく確認してから購入しましょう。
タントカスタムのように、もともと改造された状態のものを購入する場合は心配ありません。
しかし、自分で好きなようにドレスアップを行う場合、不正改造にならないよう注意する必要しなければなりません。
ドレスアップを行うときは、不正改造に該当しないよう以下3つのポイントに気を付けましょう。
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不正改造は処罰の対象になりますし、事故につながるリスクもあるため、非常に危険です。
あくまでも安全に走行することが第一ですので、十分に注意してドレスアップを行いましょう。
愛車のドレスアップにはさまざまな種類、方法がありますが、どれか一つ行うだけで、車の雰囲気と印象がかなり変わります。
くれぐれも不正改造には注意して、自分好みの愛車になるようドレスアップを楽しみましょう。