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車を擦った時の修理代はいくら?費用相場と安く直すコツを徹底解説

修理 擦り傷

車を擦った時の修理代はいくら?費用相場と安く直すコツを徹底解説

「車を擦ってしまったけど、修理代はいくらだろう?」

「ディーラーは高いって聞くけど、他に安く直せる場所はないのかな?」

慣れない道や狭い駐車場で、うっかり愛車を擦ってしまった経験はありませんか?

目立つ傷にショックを受けると同時に、修理にいくらかかるのか不安になりますよね。

車の擦り傷の修理代は、傷の場所や大きさ、そしてどこに依頼するかで大きく変わります。

この記事では、車のパーツごとの修理代の相場から、費用を安く抑えるための具体的なコツまでわかりやすく解説します。

状況にあった最適な修理方法えお見附、余計な出費をせずに愛車をきれいに直しましょう。

車を擦ったときの修理代金の相場

車の擦り傷の修理代は、損傷したパーツによって費用が異なります。

  • バンパー
  • ボンネット
  • フェンダー
  • ドア
  • ルーフ

バンパー

バンパーに手のひらサイズの擦り傷ができた場合、修理にかかる費用は1万円~4万円程度が相場です。

車の前後に装備されているバンパーは、衝突時の衝撃を和らげる役割を持つため、ダメージを受けやすいパーツといえるでしょう。

狭い路地や駐車場での運転中に擦ってしまったり、走行中の飛び石で小さな傷がついたりするケースが多く見られます。

もし、傷の修理にともなってバンパーの脱着や関連部品の交換が必要になった場合、別途工賃や部品代が発生するため、総額はさらに高くなる可能性があります。

ボンネット

ボンネットにできた擦り傷修理の費用相場は2万円~5万円程度で、バンパーよりやや高い傾向にあります。

ボンネットは走行中の飛び石や洗車時の拭き傷だけでなく、鳥のフンや木の実の落下、心ないイタズラなど、予期せぬ原因で傷がつくことも少なくありません。

また、ボンネットは面積が広いため、傷の場所によっては修理のために部品を取り外す必要があり、工賃が加算される場合があります。

さらに、近年採用が増えているアルミ素材のボンネットは板金での修理が難しいため、交換対応となる場合があります。

その場合、部品代と交換工賃で費用はさらに高額になるでしょう。

フェンダー

フェンダーにできた手のひらサイズの擦り傷は、2万円~5万円程度の修理費用が相場です。

フェンダーはタイヤの上部を覆うパーツで、泥はねやタイヤとの接触を防ぐ役割があります。

運転中だけでなく、乗り降りの際に荷物などをぶつけて傷がつくケースもあり、意外と損傷しやすい箇所です。

前輪側のフロントフェンダーはボルトで固定されているため、比較的交換しやすいとされています。

しかし、後輪側のリアフェンダーは車体と一体化しており、交換する際は大掛かりな作業となるため修理費用も高くなる傾向にあります。

フェンダーは他のパーツに比べて傷に気づきにくいため、定期的な確認がおすすめです。

ドア

サイドドアに手のひらサイズの擦り傷ができた場合の修理費用は、1万円〜5万円程度が目安です。

ドアは単なる鉄板ではなく、ドアガラスや内張りの樹脂パーツなど、多くの部品で構成されています。

そのため、傷の深さや場所によっては、これらの部品を1つずつ取り外す作業が必要になり、相場よりも工賃が高くなる可能性があります。

一方、バックドアの擦り傷修理は、2万円〜4万円程度が相場です。

バック駐車の際、後方の障害物に気づかずぶつけてしまうケースが多く見られます。

ルーフ

ルーフに擦り傷ができた場合、修理費用は3万円~6万円程度が相場です。

ルーフは自宅や商業施設の駐車場のシャッターにぶつかったり、走行中に飛び石がぶつかったりして傷つくケースが多くみられます。

また、ルーフは車体の上部に位置しており、修理作業に手間がかかるため、他のパーツに比べて工賃が高くなる傾向があります。

損傷が激しい場合は、板金修理ではなくルーフパネル自体の交換が必要になることも考慮しておきましょう。

車の擦り傷の修理費用を決める要素

車の擦り傷の修理費用を決める要素

車の擦り傷修理にかかる費用は、主に以下の要素によって大きく変動します。

  • 傷の状態
  • 車種や年式
  • ボディカラー
  • 工賃

傷が深かったり広範囲に及んでいたりすると、複数部品の脱着や交換、広範囲の塗装作業が必要なため費用は高額になります。

また、希少な車種や高級車は部品代が高く、修理にも特殊な技術が求められるため、費用が上乗せされるのが一般的です。

ボディカラーも費用を左右する要素の1つです。

一般的なソリッドカラーに比べ、光の当たり方で色合いが変わるメタリックやパール塗装は、塗料代や塗装の工程が増える分、費用が高くなる傾向にあります。

さらに、こうした作業を実施するための工賃は業者によって異なるため、選ぶ業者によって修理費用も変動します。

車を擦ったときの依頼先

車を擦ってしまった場合に、修理を依頼できる場所は主に以下の3つです。

  • カーディーラー
  • 板金業者
  • カー用品店

カーディーラー

新車販売をメインとしているカーディーラーは、メーカーの正規販売代理店として、質の高い修理サービスを提供しています。

修理にはメーカーの純正パーツを使用しており、その車種を熟知した専門スタッフが対応するため、仕上がりのクオリティは高く、安心感のある点がメリットです。

ただし、カーディーラーは品質とブランド力から、費用は他の業者に比べて高くなる傾向があります。

修理の品質や安心感を優先する場合はカーディーラーが最適ですが、費用を少しでも抑えたい方は、他の依頼先を検討してみると良いでしょう。

板金業者

板金業者は、車のボディのへこみや傷の修理を専門とするプロフェッショナルです。

実は、カーディーラーが受け付けた修理を下請けの板金業者に依頼しているケースも少なくありません。

そのため、信頼できる優良な業者を選定できれば、ディーラーと同等の品質の修理を、よりリーズナブルな価格で依頼できる可能性があります。

ただし、残念ながら業者によって技術力や設備の充実度に差があるのも事実です。

業者選びを誤ると満足のいく仕上がりにならないこともあるため、口コミを調べたり、複数の業者から見積もりを取ったりして、慎重に選定するようにしましょう。

カー用品店

カー用品店でも、車の傷修理を受け付けている店舗が多くあります。

大手チェーン店であれば店舗数が多く、アクセスしやすいのが魅力です。

修理費用は板金業者と同じ程度か、比較的リーズナブルな価格になっている場合があります。

また、迅速な対応が期待できる点もメリットの1つです。

ただし、カー用品店で対応できるのは比較的軽い傷の場合が多く、損傷が激しい場合や複雑な修理が必要な場合は、対応できずに断られる場合もあります。

また、同じチェーン店であっても店舗ごとに在籍するスタッフの技術力に差がある場合もあるため、事前に口コミなどをチェックしておくと安心です。

車を擦ったときの修理代を抑えるコツ

車を擦ったときの修理代を抑えるコツ

予期せぬ出費となる車の修理代は、できるだけ安く抑えたいものです。

ここでは、費用を抑えるためのコツを紹介します。

  • 相見積もりを取る
  • 自動車保険を利用する
  • 部品交換で中古パーツを使う
  • DIYで対応する

相見積もりを取る

車の修理費用を抑えるための効果的な方法の1つは、複数の業者から見積もりを取ることです。

修理費用は、ディーラー・板金塗装業者・カー用品店といった業者の種類だけでなく、同じ業者であっても店舗ごとに工賃の設定が異なるため、金額に差が出ます。

そのため、少なくとも2~3社の候補をリストアップした上で、それぞれから詳細な見積もりを取り寄せましょう。

ほとんどの業者は無料で見積もりに対応してくれます。

提示された金額だけを比較するのではなく、修理方法の詳細や保証の有無など、サービス内容を総合的に比較することで納得のいく業者を選択できます。

自動車保険を利用する

損傷が広範囲に及ぶ場合は、加入している車両保険の利用を検討しましょう。

車両保険を使えば、修理費用の一部または全額を保険金で賄えます。

ただし、車両保険を利用すると、翌年度から月々の保険料が上がってしまう点には注意が必要です。

そのため、修理にかかる費用と保険を使った場合の保険料の増額分を比較し、どちらの負担が少ないかを慎重に判断しなくてはいけません。

また、車両保険には「一般型」と、補償範囲が限定される「限定型」があります。

単独事故や当て逃げは、限定型では補償されないケースがあるため、自分の契約内容を事前に確認しておくことが重要です。

部品交換で中古パーツを使う

バンパーやドアなどの部品交換が必要になった場合は、新品ではなく中古パーツを使うことで、修理費用を大幅に抑えられます。

中古パーツは価格が安いだけでなく、リサイクルの観点から資源の有効活用にもつながり、環境に配慮した選択といえるでしょう。

ただし、中古パーツは一点一点状態が異なるため、品質にはばらつきがあります。

購入する際は、パーツの状態をしっかり確認したうえで、交換後の寿命や性能についても業者とよく相談することが重要です。

DIYで対応する

軽い傷であれば、DIYで修理することで費用を安く抑えられます。

カー用品店には、コンパウンドやタッチアップペン、スプレー塗料など、さまざまな補修グッズが揃っています。

しかし、DIYでの修理はあくまで応急処置と考えるべきです。

不適切な方法で修理しようとすると、かえって傷を目立たせてしまったり、状態を悪化させたりするリスクもあります。

修理に自信がない方や傷の状態が判断できない方は、無理をせず専門業者に相談するのが賢明な選択です。

擦り傷ができやすいタイミング

擦り傷ができやすいタイミング

日々の運転のなかで、どのようなときに車の擦り傷はできてしまうのでしょうか。

注意すべきシチュエーションを知っておくことで、傷を未然に防ぐ意識が高まります。

  • 走行中にものがぶつかったとき
  • 駐車しているとき
  • 狭い道を走っているとき
  • 縁石や段差を乗り越えるとき

走行中にものがぶつかったとき

走行中にできる擦り傷の主な原因の1つは、飛び石や落下物です。

とくに、高速道路などでは前方を走るトラックなどが跳ね上げた小石によって、ボンネットやフロントガラスが傷つけられるケースがあります。

また、道路上の落下物を避けきれずに接触してしまうケースも少なくありません。

こうした傷を防ぐためには、前方車両との車間距離を十分に取ることが重要です。

車間距離を確保すれば、飛び石が当たる確率を減らせるだけでなく、落下物を発見してから回避するまでの時間的な余裕も生まれます。

また、事前に車体へガラスコーティングを施工しておくと、飛び石による傷の付着を軽減する効果も期待できます。

駐車しているとき

車は走行中だけでなく、駐車している間にも擦り傷がつく場合があります。

たとえば、狭い駐車場でのドアの開閉時に、隣の車にぶつけてしまうことはよくあります。

ショッピングモールなど人の往来が多い場所では、買い物カートや通行人の荷物が車体に接触して傷がつくこともあるでしょう。

さらに、鍵などで故意に傷をつける悪質なイタズラの被害に遭うケースも後を絶ちません。

駐車する際は、なるべく壁際や柱の横など、片側だけが空いているスペースを選ぶとリスクを減らせます。

また、ドアの縁に貼り付けるドアエッジプロテクターなどの保護グッズを活用するのも有効な対策です。

狭い道を走っているとき

車の擦り傷が発生しやすいシチュエーションの1つとして、狭い道の走行中があげられます。

住宅街の路地や対向車とのすれ違いが難しい道では、ブロック塀やガードレール、電柱などにボディの側面を擦ってしまうケースがよくあります。

とくに、狭い交差点を曲がる際には内輪差を意識しないと、後輪付近のフェンダーやドアを障害物に接触させてしまいがちです。

このような場所では車の車幅感覚を正確に把握し、速度を十分に落として慎重に運転することが不可欠です。

また、運転中はミラーだけに頼らず、窓を開けて直接目で見て確認すれば接触のリスクを大幅に減らせます。

縁石や段差を乗り越えるとき

縁石や駐車場の段差を乗り越える際に、バンパーの下や車体の底を擦ってしまうこともよくあるケースです。

とくに、車高を低く設定しているカスタムカーやスポーツカーは、わずかな段差でも接触しやすいため注意が必要です。

こうした傷を防ぐには、段差に対して正面から進入するのではなく、少し斜めにゆっくりと乗り越えるように運転するようにしましょう。

愛車を傷から守るためには、日常的に利用する道や駐車場の特性を把握し、危険な箇所ではより慎重な運転を心がけることが重要です。

車の擦り傷を放置するリスク

車の擦り傷を放置するリスク

「小さな傷だし、修理代もかかるからこのままでいいか」と、車の擦り傷を放置してしまうと、後々の大きなトラブルにつながる恐れがあります。

ここでは、車の擦り傷を放置するリスクを2つ紹介します。

  • 車体の状態が悪化する
  • 査定に影響が出る

車体の状態が悪化する

車の擦り傷を放置すると、車体の状態が悪くなる恐れがあります。

塗装が剥がれて鉄板がむき出しになった部分は、雨水や空気に直接触れるため、極端に錆びやすくなります。

一度発生したサビは、塗装の下で徐々に広がり、やがてはボディパネルを腐食させて穴を開けてしまう恐れもあるでしょう。

また、表面的なサビだけでなく腐食が車体の内部構造にまで進行すると、車の強度や耐久性が低下していき、安全性にも影響を及ぼしかねません。

最初は数万円で済んだ修理でも、放置した結果、数十万円の高額な費用になってしまう場合があります。

愛車を長く乗るためにも、小さな傷のうちに専門業者に相談したうえで、早めに対処することが重要です。

査定に影響が出る

将来的に車を売却する際、擦り傷の有無は査定額に大きく影響します。

目立つ傷が残っていると、買い手からの印象も悪くなるため、中古車市場での商品価値が下がり、本来の価値よりも安い金額で手放すことになりかねません。

とくに、サビが発生している場合は、見た目の問題だけでなく車体の劣化と見なされ、より大きなマイナス査定につながります。

逆に、日頃から小さな傷をきちんと修理しておけば、車を大事にしているというよい印象を与え、査定額の向上も期待できます。

愛車の価値を守るためにも、傷は放置せず、きれいに修理しておくことが重要です。

まとめ

ここまで、車の擦り傷の修理費用相場や依頼先、費用を抑えるコツについて解説しました。

  • 擦り傷の修理代は、傷の場所や大きさ、依頼先によって変わる
  • 修理の依頼先には「ディーラー」「板金業者」「カー用品店」があり、それぞれ特徴が異なる
  • 小さな傷でも放置するとサビが発生し、修理費用が高額になったり査定額が下がったりするリスクがある

車の擦り傷は見た目が悪いだけでなく、放置すると愛車の価値を下げてしまう原因になります。

修理代は決して安い出費ではありませんが、相見積もりをとったり、車両保険を利用したりすれば費用を抑えることも可能です。

擦り傷ができた場合は早めに対応して、大事な愛車をより長く利用できるようにしましょう。

車を擦ったときの修理代の相場はいくら?

A. 傷の場所・大きさ・作業内容で変わりますが、手のひら大の擦り傷の目安は以下です。



  • バンパー:1万~4万円

  • ボンネット:2万~5万円(アルミ製は交換になると高額)

  • フェンダー:2万~5万円(リアは一体構造のため高くなりがち)

  • サイドドア:1万~5万円/バックドア:2万~4万円

  • ルーフ:3万~6万円(作業性が悪く工賃高め)


※脱着・交換が伴うと部品代や工賃が加算されます。

依頼先はどこがいい?それぞれの特徴は?

  • カーディーラー:純正部品・高品質で安心。費用は高め。

  • 板金業者:専門性が高く、良業者なら高品質かつ割安。技術差があるため口コミや実績の確認が必須。

  • カー用品店:軽い傷なら早くて比較的安価。重い損傷は不可のことも。

修理代を安く抑えるコツは?

  • 相見積もりを取る:2~3社以上で価格・方法・保証を比較。

  • 車両保険を検討:広範囲の損傷は保険適用も。等級ダウンや限定型の補償範囲を事前確認。

  • 中古パーツを活用:交換が必要な場合はリサイクル部品でコストダウン。

  • DIYは軽傷のみ:コンパウンド・タッチアップで応急対応。迷う場合はプロへ。

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この記事の監修者

オクタゴンスタイル代表 藤本 武丸

1980年に創業した㈲八起自動車工業を継承し、自動車板金塗装会社として、長年多くのを塗装・修理を行ってきた。
長年培ってきた知識と技術、さらに貪欲に最新技術を学び、常に最高品質の施工ができるよう努めている。

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