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レストアの費用相場とは?依頼時の注意点や費用を抑えるためのテクニック

レストア

レストアの費用相場とは?依頼時の注意点や費用を抑えるためのテクニック

「今は販売していない憧れの車に乗りたい」

「ずっと乗っている愛車を新品のように戻したい」

そういった思いがあっても、無理だと諦めていませんか。

実は古い車は、レストアすると新車のように蘇らせることができます。

レストアは高額なイメージがあるかもしれませんが、費用を抑えるテクニックがあります。

この記事では、レストアの費用相場や費用を抑えるテクニックについて解説しています。

これから車のレストアを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

レストアとは

「レストア」とは、製造されてから長い年月を経た古い車を修復したり部品を交換したりして、新車のような状態に復元することです。

この言葉は「restore(回復させる)」が語源とされています。

レストアは、一定の年月が経過したクラシックカーやヴィンテージカーに対して行われることが一般的です。

長い期間、乗っていなくて動かない車もレストアすれば運転できるようになります。

現在は販売されていない車や、長年愛用してきた車を蘇らせるためにレストアする方が多いです。

また価値のある車を保管するために、レストアする方もいます。

販売より月日が経った車が対象のため、部品や作業費に膨大な費用がかかることがあります。

さらにレアな部品を探したり地道な作業が必要だったりするため、レストアは長い時間がかかることもあります。

レストアのメリット

レストアのメリット

高い費用や長い時間がかかるにも関わらず、レストアを選択する方は多いです。

一体、どのようなメリットがあるのでしょうか。

生産が終了した名車に乗れる

レストアの一番のメリットは、生産が終了した車種に乗れることでしょう。

生産が終了してしまった車種は、残念ながらこの先増えることはありません。

しかしレストアであれば、写真やカタログで見た憧れの車種に乗れます。

「今は購入できない名車に乗りたい」という夢がある方には、レストアはとても魅力的な選択だと言えるでしょう

高額で売却できる

生産が終了した車の中には、コレクターの中でとても人気のある車種があります。

そういった車種をレストアして売りに出すと、コレクターの中では高値で取引されることがあります。

フェラーリやランボルギーニといった人気車種は、1億以上の値段で取引されることもしばしばです。

また近年ではそれほど古い車種でなくても、資産価値が上がると言われています。

状態が良いことからレストア費用がそれほどかからなかった場合は、利益が出ることもあるでしょう。

購入した当時の姿に戻せる

レストアは内部のエンジンや機械類だけでなく、外装にも手を加えます。

もし事故で傷やへこみなどがあっても、きちんと元の状態に戻すことができます。

購入した当時の姿にもどるので、車を買った当初の懐かしい気持ちを味わえるでしょう。

逆に車の傷なども歴史として残しておきたいと思う方には、レストアは向いていないかもしれません。

購入した時の新品の状態に戻したい方は、レストアを検討してみるとよいでしょう。

レストアのデメリット

レストアのデメリット

さまざまなメリットがあるレストアですが、デメリットもいくつか挙げられます。

一体、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

時間がかかる

レストアは、作業完了まで時間がかかることがデメリットです。

古い車種の部品はなかなか市場に出回っていないため、部品の調達が難しいことがあります。

もし手に入らない場合は、オークションなどで探して調達するケースもあります。

どうしても確保できない場合は、パーツを一から作らなくてはなりません。

また修理作業が外装・内装といくつも行程がある場合は、その分時間がかかります。

すぐに乗りたいと思っても、中には年単位で時間がかかることがあるので、注意が必要です。

技術に差が出る

レストアには、業者の技術力が大きく関わってきます。

古い車種を扱うので、専門的な知識が必要になってくるでしょう。

どの程度の修復を希望しているのか、事前にしっかりと伝えておくことが大切です。

希望を伝えて、レストア出来るかを確認してから依頼しなければいけません。

ただし技術力には差があるため、望んだとおりのレストアにならないことを頭にいれておきましょう。

高額になる場合がある

古い車種のレストアは、レアな部品が必要なため高額になるケースが多いです。

さらに細かく難しい作業も多いため、工賃も高額になります。

場合によっては、新車を買う方が安くなるケースもあります。

レストアの費用相場はどれくらい?

レストアの費用相場はどれくらい?

レストアの費用相場は、数十万円から数百万円と幅広いです。

なぜなら車種や車両の状態によって、費用が変わってくるためです。

一部の塗装や部品交換であれば、数十万程度で済む場合があります。

しかしエンジンなどの主要部品も変える場合は、数百万円かかることもあるでしょう。

希少部品が必要な場合は、1,000万円を超えるケースもあります。

業者に依頼する前にどれくらいの費用がかかるか、事前にチェックしておきましょう。

レストアの費用が変わるポイントとは?

レストアの費用が幅広いのは、前述の通りです。

次に、費用に差が出るポイントについてお伝えします。

車種

一番大きなポイントは、車種です。

車種の年式が古ければ古いほど、部品の流通量が少ないことから部品代が高くなります。

逆に年式が新しく、部品の流通量が多ければ費用を抑えることができるでしょう。

業者に依頼する前に、同じ車種のレストアの実績があるかを確認して、どれくらいの費用がかかるかを教えてもらうと良いでしょう。

車の状態

車の状態がよければ、交換する部品が少なくて済みます。

また過去にレストアした車であれば、状態がよいので費用が安くなるケースが多いです。

指定の箇所だけを修理するセミレストアであれば、塗装やサビ落とし、一部の部品の交換などで済むでしょう。

そういった場合は、数十万円かかるケースが多いです。

塗装の範囲が広かったり交換する部品が多かったりする場合は、100万円を超えることもあります。

フルレストアの場合は、外部の塗装からインテリアの修理、エンジンといった主要な部品の交換など、全てを使用できる状態にします。

そのため数百万円かかることがほとんどです。

もし中古車販売でレアな車種が保証なしで販売している場合は、フルレストアが必要なことがあるので注意したほうが良いでしょう。

部品の希少性

外見は綺麗なのに、内部を調べてみるとボロボロといったことも珍しくありません。

必要な部品が多ければ多いほど、費用が高くなります。

また部品が希少である場合も、高額になることが多いです。

市場に出回っていない時は、オークションで競り落とす必要があります。

もしどうしても入手できない場合は、部品を一から業者が製作することもあります。

パーツを作る時は購入する時よりも手間がかかるため、高額になることを頭にいれておきましょう。

レストアの費用を抑える方法

レストアの費用を抑える方法

自分が乗りたい車を復活させたいとはいえ、あまりにも高額だとレストアするかを悩んでしまうでしょう。

ここでは、レストア費用を抑える方法について説明していきます。

相見積もりする

1つの業者ではなく、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

1つの業者だけだと、どのくらいの費用が相場なのか分かりません。

複数の業者から見積もりをとることで、おおよその相場が分かるでしょう。

ただしあまりにも安すぎる業者は、注意が必要です。

安いと思って依頼したら、自分の思っていたレストアの内容とは違ったということもあり得ます。

事前に作業内容を確認して、相対的に安い業者を選びましょう。

修理作業費・部品代が安い業者に依頼する

同じ部品であれば、どこの業者でも同じ費用と思っていないでしょうか。

実は部品は仕入れ方法が違うと、費用が変わってきます。

そのため同じ部品でも、業者によっては価格が変わってくるのです。

明細を確認して、部品代が安い業者を選ぶと良いでしょう。

また修理方法は、業者によって異なります。

人件費や作業費なども、なるべく安い業者を選ぶことで費用を抑えられます。

パーツを持ち込む

インターネット上であれば、パーツを安く仕入れられることがあります。

パーツを持ち込むことができれば、パーツ代が不要なので費用を抑えられます。

ただし業者によっては、パーツの持ち込みを断っているところもあります。

事前にパーツの持ち込みが可能かを、しっかりと確認しておきましょう。

自分でレストアする

一番費用を抑える方法は、自分でレストアすることです。

部品や修理道具などの費用は必要になりますが、自分で作業すれば人件費や作業代がかかりません。

長い期間、地道に作業していくことになるので愛着も沸くでしょう。

ただし自分でレストアするには、修理の一般的な知識が必要です。

特に年代の古い車両となれば、専門的な知識が必要となります。

自分でレストアする時には、事前によく考えて実行しましょう。

レストアを依頼する時の注意点

レストアを依頼する時の注意点

レストアを業者へ依頼する時、注意しなければいけないことがあります。

ここでは、3つの注意点についてお伝えします。

慎重に業者を選ぶ

レストアは通常の修理や整備と違い、専門的な知識や技術が必要となります。

どの整備工場でもレストアできるわけではないため、慎重に業者を選ばなくてはいけません。

できればレストアの専門業者へ依頼したほうが良いでしょう。

もしホームページがあれば、今までどのような車をレストアしたかを確認しておきましょう。

設備なども詳しく掲載していれば、よりしっかりした業者だと言えます。

専門業者へ依頼する際も、車種や状態を伝えて対応可能かを確認しましょう。

見積もりの明細をもらう

レストアはたくさんの部品や作業が必要となります。

そのためどういった部品・作業にどのくらいの費用がかかるのかを、把握しておくことが大切です。

見積もりをとる時には、必ず「見積もりの明細をください」とお願いしましょう。

もし「作業一式」などでまとめられている場合は、どの部品・作業の費用かが分かりません。

こちらが料金の明細を把握していないと、レストアが終わった後に思ってもいない追加料金が発生することがあります。

業者と気持ち良い取引をするためにも、見積もりの明細をもらいましょう。

維持費についても確認する

レストアをした後、全く費用がかからないというわけではありません。

旧車は通常の車検よりも、もっとこまめにメンテナンスをする必要があります。

そのため通常の車よりは、メンテナンス費用がかかることを想定しておかなければなりません。

また新車登録してから13年以上経っていると、自動車税が高くなります。

現代の車と比べると燃費も悪いため、燃料代もかかるでしょう。

レストアには高い費用がかかります。

さらにレストア後は通常の車よりも費用がかかるため、維持費がかかることも念頭に入れておきましょう。

まとめ

レストアは、車種や現在の状態によって費用が大きく異なります。

新しくて部品が手に入りやすく、状態がよければ数十万ほどでレストアすることができます。

しかし古くて部品が手に入りにくかったり、状態が悪かったりすると高額になるケースが多いです。

部品を持ち込めたり、作業代が安かったりする業者を選んで、上手に費用を抑えましょう。

事前に見積もりと明細をもらい、車をしっかりとレストアしてくれる業者を選びましょう。

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この記事の監修者

オクタゴンスタイル代表 藤本 武丸

1980年に創業した㈲八起自動車工業を継承し、自動車板金塗装会社として、長年多くのを塗装・修理を行ってきた。
長年培ってきた知識と技術、さらに貪欲に最新技術を学び、常に最高品質の施工ができるよう努めている。

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